技術情報 (バネの検査)
バネの検査(測定)
線径の測定
線径は、ノギスまたはマイクロメータを用いて測定いたします。
ノギス マイクロメータ
コイル径の測定
コイル径の測定は、一般的には外径を測定します。バネのコイル部の内側に部品が入る場合には、内径を測定することもあります。
測定器具はノギスまたはピンゲージを使用します。
ピンゲージ ピンゲージ
自由長の測定
自由長はバネ試験機、ノギスまたはハイトゲージで測定を行います。
バネ試験機(バネ荷重試験機) ハイトゲージ
ピッチの測定
ピッチは線の中心から中心をいい、直接に測定することはできません。隙間をノギスまたは隙間ゲージを用いて測定し、
それに線径を加えてピッチとします。
隙間ゲージ
直角度(コイルの傾き)の測定
定盤の上にバネとスコヤ(直角定規)を載せ、その間の隙間を隙間ゲージで測定します。
また、精密に隙間を測定するときには投影機や画像寸法測定器を使用します。
投影機 画像寸法測定器
荷重の測定
専用のバネ荷重試験機を用いて行います。バネの大きさや形状に合わせて、さまざまな治具を併用して測定することもあります。
角度の測定
角度はプロトラクター(分度器)や投影機、画像寸法測定器を用いて測定を行います。
おもに、ねじりコイルバネ(トーションスプリング)の足の角度を測定します。