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初春の香り立つ3月某日
事件は起こった!!姉さん事件です!!
事件前日の深夜、真夜中12時を過ぎた頃だろうか剛(弊社工場長)の電話が趣味の悪い着信音で鳴り響く!!
タラ~ラ~、タラララララ、経った~ら、羅ら
いつもの仕事をやりきり、家族との幸せな時間を過ごし一日の幸せを噛みしめ眠りについていたのではないだろうか
「さあ今日の仕事も順調だ、ワイフの寝顔を見て一杯呑ろうじゃないかぁ」
幸せな時間である
タラ~ラ~、タラララララ、経った~ら、羅ら(くどい)
「誰だ?こんな時間に!!怪しからん!!何時だと思っているんだ!!」
彼の大好物ア〇ヒビールドライの缶を開封しようとしたその時である
時間的にもおかしな時間である、時計の針は24:24を指していた(不吉である)
なんだこんな時間に?良からぬ連絡しか考えられない?
悪魔の電話の可能性が疑われる
稀に彼の電話には悪魔からの連絡がある
彼にとっての悪魔とは幼少からの親友のことだ(以下M)
なぜ彼にとって「悪」というカテゴリーに属する友なのか?
Mの世界は非常に異常に苛酷かつ冷血極まりない地獄が広がっている
要は平日だろうがなんだろうが朝まで呑むのだ!!クレイジーガイ!!スーパーハッピーボーイ!!
ただの迷惑である
泉州地区を毎晩のように徘徊しているのではないだろうか?(誇張気味)
剛は毎晩彼を恐れながら過ごしている、恐怖、虚無と日夜戦っている(誇張気味)
しかし様子がおかしい?いつもの電話番号からの連絡ではない、だが身覚えのある番号だ!!
おそる、おそる、おそる、おそる
通話ボタンを、、「もしもし、もしもし?」
「夜分遅くに申し訳ありません、こちら防犯、警備を徹底サポート!! サザエでござぁいまぁ~~す」(某警備会社、今回はサザエと記)
石堂 剛恐怖の電話シリーズ
1.Mからの真夜中の脅迫 2.Tからの真夜中の脅迫 3.会社の警備会社からの電話
ぎゃぁぁぁぁぁぁぁ~~~~である
会社から一番自宅が近いからという理不尽かつ極まりないデスルールにのっとり彼に一番最初に連絡が入る
恐怖シリーズ1.2からはかろうじてスルーできたものの、彼も齢42歳、そろそろ真夜中の徘徊は身体にきつい
キツイ身体に鞭を打ち、さあっ!!もどるぜよっ!!あの会社へ!!
警備会社は来いと言ったら来いだ!確認のため必ず行かなければならない!!mustだ!!
自宅が近いと言うだけあって直線距離にして車で5分、そらそやろ、そらぁしゃあないわ、近すぎじゃい、文句が言えないぐらい近いのだ!!
「夜分遅くに御足労有難うございます、サザエでござぁいまぁ~~す」(これまたくどい)
強面のマッチョメェ~んが登場である!!
「先に来させていただきまして確認させていただいたのですがどうやら異常個所は工場の二階に反応があったみたいで、ご一緒に確認させていただいてよろしいでしょうか?」
どうやら工場2階の異常探知機に反応したみたいだ!!
探知機自体は熱、喉、鼻水、高熱に反応するらしい、イヤ、熱、物が動いたら、ん? とにかくなにかに反応するのだ
おそる、おそる、おそる、おそる
工場のゲートを開けいざ探検、漆黒の闇に包まれたコムラ産業株式会社第一工場
明かりをつけましょが怖いもんは怖い!!肩を寄り添いまるでテーマパークのお化け屋敷に迷い込んだようだ、、、、、おっさんが
「危ないですよっ!!先に行かないでください」
どこにサイヤ人が潜んでいるかわからない、彼らも地球防衛軍だ!!善良な市民をサイヤ人から守らなくてはならない(ふざけすぎ)
本当に最悪の場合を想定しなければならない!!サウザーみたいな金髪がナイフを持って潜んでいるかもしれない!!本当に怖い!!
明かりをつけましょ!!蛍光灯ですが…
誰もいない、何一つ異常がない、
その時剛は思った!! 「期待外れだ!!俺は刺激がほしいんだ!!毎日のこのルーティ~ンから俺を解放してくれ!!BE MY BABY!!BE MY BABY!!」
結局なにも異常はなく、無駄足になってしまった。しかしなぜ誰もいない場所で異常が出たのか?
この不可解な出来事はいったい?
そう、この時彼は次の日に起こる大事件を知る由もなく会社をあとにした。
つづく