技術情報 (バネの設計方法)
バネの設計方法
押しバネ(圧縮コイルバネ)の設計方法について簡単に説明
押しバネを設計する場合、基本の方法は、最大許容応力が得られる 線径を求めて、一番経済的な(使用面積、重量および値段について)
バネを設計。それからバネ定数により有効巻数を決定する。線径を決定する場合に、もし平均径が与えられていない場合は、線径の試行の値を求めるため、中心径=外径として計算する。試行の応力を求める時、荷重は、バネにかかる最大荷重となるので、密着時の荷重か、最大タワミの時の荷重になる。
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引きバネ(引張コイルバネ)の設計方法について簡単に説明
引きバネを設計する場合、押しバネと同様に最大荷重、試行の平均径および応力を基礎として線径を計算する。有効巻数は、仕様で決まって
いるバネ定数および計算された線径と平均径を用いて決められる。それから初張力を計算し、その値が通常のバネ製造技術で得られるかどうかを決める。仕様の要求について長さをチェックした後、最終段階で応力修正係数の式により、修正応力を計算し、これを材料の最大許容応力と比較する。
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トーションスプリング(ねじりコイルバネ)の設計方法について簡単に説明
トーションスプリングを設計する場合、コイル内径、巻角度、巻数、許容ねじり角度、腕の長さから、バネ定数、トルク、曲げ応力等を
計算する。
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