バネ知識 あれこれ(バネの定義)

  バネの定義 (バネとは?)

 バネとは、JIS B 0103(バネ用語)で「物体の弾性又は変形によるエネルギーの蓄積などを利用することを主目的とする機械要素
と定義されています。
 金属、ゴム、プラスチック等の材料が持っている弾性(力を加えると伸びる、または縮み、力を取り除くと元の形に戻る物質の性質)
を、より有効に利用できる形につくられたもので、力を受けて変形した後、その力が除かれた時に元の形にもどるような強さを有する
機械要素の総称です。広義には、弾性の利用を主な目的とするものの総称ともいえます。英語名は spring で、日本語でもスプリング
という名でよく呼ばれますが、発条(はつじょう)ともいいます。
 バネの形状や材質、特性など様々なものがあり、日用品から車両、電気電子機器、構造物に至るまで、非常に多岐にわたって使用
されています。
 バネの使い方は、衝撃を和らげるクッションとしての機能、元に戻る力を利用して位置を復元するための機能、バネ測りなどの計器
としての機能など、様々な場所や部位で使われています。コイル状のバネだけではなく、中には棒状のバネや板状のバネもあります。
バネの素材には、金属や非金属だけでなくゴムや空気や液体も使用されます。(バネの材料 参照)

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